海外のフレネ教育


現在、フレネ教育はフランスを始め、ヨーロッパ各地、南米、アフリカなど世界中に広がっています。その世界組織であるFIMEM (国際現代学校運動連盟) は1957 年に誕生し、国際フレネ教育者会議(RIDEF)を組織しています。第1回RIDEFは1968年にベルギーで開催され、以後各地に広がり1984年以降は2年ごとに開催。現在も世界各地から大勢の教師や研究者が参加しています。日本でも1998年に埼玉県飯能市の自由の森学園で開催され、30か国から358名が参加しました。

それぞれの国や地域には独自のフレネ教育の研究会が組織されており、学校間通信、ネットワークの技術を活用した活動や定期的な会合をつづけています。また、フレネ教育はオランダのイエナプランやイタリアのレッジョ・エミリアの教育とも親和性を持っています。大切なのは、地域や背景に応じ、子どもと教師、保護者たちが一緒になって、それぞれ独自のフレネ教育を大切に行っていることです。

日本のフレネ教育研究会でも、南仏ヴァンスのフレネ学校への研修旅行やヨーロッパを始めとしたさまざまな地域のフレネ学校との交流を行ってきています。